製品情報- 災害対応機器

非常用生活用水浄化装置『ウォーターリリーフ』

非常用生活用水浄化装置『ウォーターリリーフ』

「生活用水」に特化した浄化装置

避難所での滞在中に最も不足するもののひとつが、「生活用水」です。 長期にわたる避難生活は、大きなストレスとなるだけでなく、感染症の拡大を招きます。「生活用水」の確保は、災害関連症を抑え、復旧を早めるために重要です。
『ウォーターリリーフ』は、飲料水ではなく、洗濯、トイレ、シャワー、清掃など、「生活用水」を作り出すことに特化した浄化装置です。プールや川、池、用水路、雨水タンクなどの水を浄水して、様々な用途の「生活用水」として使うことができます。衛生的で、できる限りストレスのない避難生活を送るために重要な「生活用水」の確保に貢献します。

ろ過フロー図

ろ過フロー図

ピンチアウト

『ウォーターリリーフ』の特徴

①だれでも使いやすい設計

家庭用の電源で使用でき、また、ポータブル発電機やEV車等からの給電も可能です。
操作はとてもシンプル。複雑な工具なども不要なので、誰でも簡単に使うことができます。

②消耗品にかかる費用が安価

安価で手に入りやすい珪藻土パウダーを利用したバネ式フィルターを採用しており、フィルター等の消耗品費が安価です。初回納入時に付属しているパウダーコーティング剤で、学校プール約1杯分(300m3)の「生活用水」を作ることができます。

■バネ式フィルターの構造

バネ式フィルターの構造

ピンチアウト

③厚生労働省基準の水質で安心

水質は厚生労働省の浴槽水・遊泳プール水の基準に相当します。ろ過材となる珪藻土パウダーは食品添加物(加工助剤)としても用いられています。
また、塩素消毒を行うことで衛生的安全性を高めています。

厚生労働省基準の水質で安心

仕様

最大処理水量 最大2,000L/時(シャワー4口同時使用可能)
処理水質 浴槽水、プール水並み(厚生労働省基準)
・公衆浴場における水質基準に関する指針(厚生労働省通知 生食発0919第8号 令和元年9月19日)
・遊泳用プールの衛生基準について(厚生労働省通知 健発第0528003号 平成19年5月28日)
電源 AC100V(50/60Hz)
消費電力 最大600W
寸法 全長800mm✕全幅450mm✕全高797mm(カバー・ボルトを含まず)
乾燥重量 約80kg
付属品 ① パウダー(コーティング剤) 100回分
② 活性炭フィルター 4本
③ 入口側ホース(ストレーナ付、25A✕5m)
④ 出口側ホース(20A✕10m)1本
⑤ 自動排水用ホース(20A✕2m)1本
⑥ 手動排水用ホース(20A✕2m)1本
⑦ エア抜き用ホース(15A✕2m)1本
⑧ 消毒剤 2.5kg 容器(約125錠入り)1個
⑨ フィルターレンチ 1個
⑩ 付属品収納用コンテナ 1個
⑪ ビニールカバー(雨除け兼用)1個

活用事例

令和6年能登半島地震の際に、断水の続く能登の施設で、生活用水浄化装置を用い、シャワー、洗濯機、手洗い場、トイレなどの提供を行いました。

活用事例

ピンチアウト
使用機器 洗濯機 ✕ 2台、手洗い場(蛇口)✕ 3口、シャワー ✕ 1か所
機器設置時の避難者 約100名 設置期間 約2か月
のべ利用者 約3800人 期間中の処理水量 約100t

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